温水コロン(腸)洗浄は、コロンハイドロセラピーともよばれ、肛門から腸にお湯を入れることによって腸内の血の循環を高め、腸本来の収縮運動と排泄機能を促進しながら、腸壁に付着していた宿便などの古い老廃物をきれいにするセラピー（療法）です。温水コロン洗浄は、腸からの水分の吸収を良くして新陳代謝を活発にし、それまで腸内に増殖していた悪玉菌が取り除かれて、善玉菌が増えるように腸内環境に新しくリセットします。
また、温水コロン洗浄は、大腸がんの予防にも役立ちます。現在、大腸がんの患者数は１０万人を増えており、今後ますます増えるだろうと予想されています。大腸がんは、がんが大腸のどの部位に発生するかによって分類され、その部位によってがんの発生率が異なります。大腸癌研究会の全国登録によると、がんの発生率は、盲腸が約５％、上行結腸が約１８％、横行結腸が約１２％、下行結腸が約５％、Ｓ状結腸が約　３０％、直腸が約３０％となっています。　つまり大腸がんの約６割が、Ｓ状結腸と直腸に発生していることになります。 その理由として、Ｓ状結腸と直腸は、便が長時間蓄積される場所なので、便に発がん物質が含まれていた場合、粘膜が発がん物質と接する時間が長くなり、がんが発生しやすいと考えられているからです。（「きょうの健康」2007.1、P.59-60参照）
こうした停滞便によるＳ状結腸と直腸など大腸の中でも肛門に近い左側の部分のがんを防ぐ方法として、「コーヒー・エネマ」（コーヒー浣腸）が勧められています。コーヒーに含まれるカフェインやテオフェリンという成分には、胆管を広げ腸への排出機能を高める効果があります。肝臓で処理された毒素をすばやく対外に排出することができるようになるため、肝臓の働きがよくなり血液中の毒素を解毒し、がんの予防に非常に効果的であると考えられています。『病気にならない生き方　２』（サンマーク出版、2007：230-236）

医療温水洗浄器のビデ・エネマは、温度と圧力を精密にコントロールしてこのような温水コロン洗浄をご自宅で簡単に行うことを可能にしました。35～37℃(人肌)に温めたお湯を保温し、専用の「洗浄しかんCタイプ」をホースに取り付けることにより、圧力を適度に調節しながら腸内に温水を注入するができます。「洗浄しかんC」タイプは、先端のパイプ部分がシリコンゴム製でパイプの取り外しが可能なので、先端部だけの衛生消毒が可能になり、一台のビデ・エネマでもご家族の皆様でご利用いただけます。
ご家庭でできる温水コロン洗浄を効果的に行うにはリラックスすることが一番大切です。誰もが心身ともにくつろぐことができる最も有効なスペースとして、ご自宅に優るものはありません。医療温水洗浄器ビデ・エネマなら、ご自宅で毎日(朝夕一回など)手軽に温水コロン洗浄を行うことができます。その都度お湯を沸かす手間をはぶき、いつでも38℃前後の人肌程度に温めたお湯を保温し、専用の「洗浄しかん」のグリップ（握り具合）で適度に水量を調節しながら腸内に温水洗浄液を注入することができます。クリニックやエステで行うと一回につき数万円かかってしまうコロンハドロセラピーが、ビデ・エネマなら適温の温水流で繰り返し行うことができます。